思い出

もう秋です、秋って昔から好きではない、春は一番嫌いな季節、
前の仕事場の近くを通ったけど、前の職場の人たちが可哀想になった、
この表現はちょっと違うな、可哀想というより色々と切なくなった、
すごく時間はかかったけど、答えは少しだけど出た気がする、

ようやく前に一歩だけ進めたと思ったので、職務経歴書を書いた、
君の一年はとても濃い、人の三年が濃縮したものだ、君は運がいいと話していた外部の理事、そんなわけがない、
やってきた仕事を洗い出すと様々なことを思い出す、
その中で思い出深いのは、ここでも愚痴を書いた会議、将来震災が発生した場合、情報共有の場のモデルケースとなり得る会議、そんな会のワークショップ等の議事録作成や開催補助をして、前年度より参加団体総数が何十団体増加したって説明したら、見てくれた担当者の人がこれは実績にならないって言われた、たしかに企業なら数字を求めるだろうしね、参加団体と行政機関の信頼関係を構築する一助となったと書いても、それは評価されないか、

図書館に行った、やっぱり図書館は良い、母は小さい頃から私をいつも図書館に連れていった、絵本はたくさん読んだ、本は全然読まないけど、高校時代は三年間図書委員会に所属し、図書館に入り浸る高校生だった、
大学時代、図書館司書資格をとるために図書館学を学んでいたことがある、
色々と課題を提出しなければならなかったり、教科書が高かったりして大変でしたが、楽しかった、単位を一つ落としたから今は司書資格はないけど、
またお金がたまったら、通信でとる予定、

図書館で本を見ると、嶽本野ばら氏の本があった、
嶽本氏の作品を読んだのは中学生のとき、ハロゲンヒーターを明かりにして、嶽本氏の文章がじわじわと「私」に入ってくるのが面白かった、
数年後、嶽本氏は**や麻薬を所持して捕まった、その時ブログには、嶽本氏は現代の人であって現代の人ではないとコメントしたら、あなたのような人がいるのはありがたい、亀父な文才でと言われた、亀父って何、
久しぶりに嶽本氏の作品を読むと、原宿に出掛けたくなる、

久しぶりにメイクをする、面倒なのでアイシャドウなんかはいつもはつけていない、
ペンシルでアイラインを入れたらパンダ目になった、さすがにこの年でこれはまずいと思い、少しメイクをしていこうと思う、
化粧って難しい、

生理がはじまった、
うっとうしいと思っていた生理も、今はいとおしい、なぜなら、お気に入りの布ナプキンが使えるから、
初期費用は高いけど、その後のことを考えたらコスパはいい、
今夜は誰かにぎゅっと抱き締められたい、ほんの少しの春の陽気のような期待と感傷的な感情が混ざりあう