ケーキ売りの腐女子

ずっと泣いたら、お岩さんみたいに目が腫れた、夕方まで腫れは引かずに夜にようやくひいた、
午前中、ある人の名刺を探した、ある人とは前の職場でお世話になった、理事の連絡先が知りたかった、それで、前の職場であったこと全てちくってやろうと思って探したけど、見つからなかった、
午後には、福島の被爆圏内の牛のノンフィクションを見た、安楽死を選ぶ農家が多いなかで、そのような選択をしなかった農家、しかし、病気になった牛が安楽死をさせられていたのを見て、農家の人が泣いていた、それとは逆に牛は安らかに眠っていた、なんだか悲しくなった、それに比べて、私の今の悩みは、牛や農家の人の十分の一かもしれないとさえ考えた、牛が死んでいく姿は悲しかった、
コメントで、私を賢いと書き込む人がいたが、私は賢くない、賢かったら就職している、そして、私は相当運が悪いのかもしらないけど、確かなことは、間違った思考と行動をしているはず、

大学時代の友人と連絡した、
大学時代の友人は、私の話を聞いてくれた、友人は大丈夫だぁ、生きていればなんとかなるよと言ってくれた、その友人は日記にも度々登場しているが、うつ病で大学をやめて、放送大学に編入しているという人だ、
その友人が言うと、妙に説得力があるからすごい、

バイトでは、ケーキやかまぼこやらの販売をしている、
それで、ケーキやらかまぼこがどうしても賞味期間がぎりぎりで余ってしまうことがある、そんなときは社内販売に回す、その商品が売れないときや量が多いとき、みんなに営業、いや、行商しないといけない、中々なコミュニケーションスキルを要求され、コミュ障にはキツイ業務である、自分で買っていくことも多々ある、お腹もすくからいいんだけどね、
今夜は、七五三が週末にあったためケーキがたくさんあった、原宿の竹下通りにあるアクセサリーのお店で、大声で客引きしていた店員さんばりに宣伝した、
「限定」、「本日限り」というワードを引き出すも、少ししか売れなかった、

それで、大量のケーキを社内販売にもっていくのだが、社内用の冷蔵庫に当然入らない、
近くにいる人に声をかけて、行商した、
ケーキ売りの腐女子だ、
中には、ケーキがどれくらい安くなったか、どんなケーキかを話してほしいなどという質問も出た、

他の部門の人が、箱のケーキを二個買ってくれた、私ももちろん買った、
ようやく、ケーキ全てを冷蔵庫にいれることができたから、よかった、
今夜はすごく忙しくて、大変だった、
色々と先輩方に言われた業務をしていたら、こんな時間になっていたわ、という感じだった、タイムマネージメントがいけないのか、

少し寂しい、
そして、悲しい、
朝は弱いから、嫌い、
そんな君に勝てたら、自信がつくのかな、みんなどうやっておきるのだろう